アドバンスの目的は

『エンターテイメントを通じてたくさんのお客様に喜んでいただき、利益をつくること』 です。

根本的に間違えて欲しくないことは、アドバンスは「タレント育成学校」ではないし、「仲良し演劇グループ」ではないということです。結果しかないということです。
観客動員数、売上数、利益といった結果を目的にしなければ、ただのボランティア団体になってしまい、アドバンスを継続することは不可能になります。
これまでに上がった企画や提案された企画をやらなかった理由は、この「利益をつくること」ができないと判断したためです。
そして、アドバンスを解散する理由も、この目的を達成する可能性が見えないからです。

例えば、ＤＶＤをリリースした場合、１枚2000円以上で3000枚以上の売上がないと、ビジネスとして成立しません。「やりたい」という気持ちだけでやっても、今のアドバンスでは成功する可能性が少ないと判断したからやらなかったのです。
この600万以上の売上に対して、責任を取れますか？
「販売ノルマ」を作っていいのならやりますが、それではアドバンス設立の理念に反することになるし、タレントが売上に責任をとる必要は無いと考えているので、プロデューサーの責任において、現時点でのＤＶＤリリースはやらないと決めました。

９月イベントのときに「ノルマではないが、自分で何人のお客様を呼ぶか決めて、そのために最大の行動をしなさい」と言いました。そのときに「自分は友達が少ないから･･･」などの理由を言って、行動をしぶるメンバーが数人いました。
たくさんのお客様を呼べるようになることがタレントの一番の仕事です。それさえもやろうとしない人がいることで、イベント直後に「アドバンスの掟」を作りました。今回の解散は、「掟」に従っての決定です。

「アドバンスが楽しい」「メンバーが好き」「おさＰに変わって欲しい」といったメッセージがＢＢＳにあります。その気持ちはとても分かりますが、おれはアドバンスの目的のために行動するので、その目的を達成できない現状では継続は無理だと判断しました。また、「プロデューサー」という立場・役割から、おれが「変わる」必要はないと考えます。「プロデューサー」が決定したことについてこれないのなら、やめてもらうしかありません。「プロデューサー」と「タレント」とはそのような関係です。

解散を決定しましたが、それでも数人のメンバーがついてくると明確に意思表示をしてくれています。
たぶん、そのメンバーたちは、ここに書いたことを理解し、目的に対する強い意志と、おれと同じ夢を持った人だと思います。
そういうメンバーがいる限り、おれはサポートをやり続け、一緒に夢を手に入れます。

これがみんなへの最後のメッセージです。